様々なレーザーの種類

レーザーの種類をそれぞれ解説・肌トラブルにお悩みの方の為に

レーザーの名称とその特性

アレキサンドライトレーザーとは

医療レーザー機器であるアレキサンドライトレーザーは、レーザーでの脱毛に適しているといわる医療用のレーザー。アレキサンドライトを用いて赤外線と可視光の中間の赤色光線を出すと、皮膚表面のメラニンにのみ反応し、シミ、ソバカスの治療に使われます。

アルゴンレーザーとは

アルゴンレーザーも可視光線領域のレーザーで緑や青の光が出ます。赤に吸収されやすいという性質があるので血管種の治療に用いられます。ルビーレーザーに比べて出力が小さく、照射時間を長くしなければいけないので、伝導熱による悪影響をいかに小さくするかは治療者の手腕にかかっていました。

しかし、ダイレーザーが出現してからは、治療者の技術にあまり関係なく、かなり良好な治療効果をあげることができるようになったため、特殊な場合を除いてアルゴンレーザーが使われることは少なくなりました。アルゴンレーザーはこのほかに、網膜の凝固など眼球内部の治療や内臓の出血を止めるのにも使用されます。

ヘリウムネオンレーザー

ヘリウムネオンレーザーは半導体レーザーに次いで一般的な赤のレーザーです。普通は赤い光を発振させていますが、構造によっては別の色の光も出すことができます。

出力が低く治療に用いられる場合は低反応レベルレーザー治療の領域に限られてしまいます。高度の技術を要する半導体レーザーが手に入らない国々、特にハリの本場中国ではこれを使用して効果をあげているようです。

色素(ダイ)レーザーとは

ダイレーザーは媒質として色素を液体に溶かしています。レーザー用の色素も沢山種類がありますが、近赤外線から可視光線までの範囲であらゆるレーザー光線を出力することができます。

医療の分野では、オレンジ色の光は赤アザの治療、緑色の光は茶アザの治療というように、いろいろなダイレーザーを使っています。黄色~赤色の色素のレーザーはガンの治療にも利用されています。

Qスイッチルビーレーザーとは

Qスイッチというのは、シャッターのようなレーザー光線の発生を止める装置で、1億分の1秒という速さで動作します。発光中はレーザーの発生を抑制し、発光が終わると同時に、光が媒質を通過できるようにして、急激にレーザー光線を発生させる仕掛けです。

内部にたまったエネルギーを風船が割れるときのように短い時間で一気に出してしまうのがQスイッチつきレーザーの特徴です。それがどのくらいすごいかというと、100MWを超えるような出力をだすことができるのです。

例えば、100Wの電球では効率10%とすると、1000万個分に相当します。こんなに強い光を当てて「ヤケドするんじゃないか」と心配する方もいると思いますが、光を当てている時間は1億分の1~2秒くらいですから、そんな心配はありません。

ルビーレーザーもQスイッチをつけると、さらに少ない熱量で治療ができるので、メラニン系のアザの治療では治療後の凹凸が無く非常に美しい仕上がりになります。

ルビーレーザーとは

ルビーレーザーは赤のレーザーで、光の出る時間は1000分の1秒です。

レーザーには次の種類がありますが

  • 連続波レーザー
  • パルスレーザー

連続波レーザーは電球のようにずっと光り続けるレーザーで、パルスレーザーは写真機のフラッシュのように一瞬だけ強い光が出ます。ルビーレーザーはパルスレーザーで、必要な熱量を瞬時に異常細胞や物質に送り破壊することが可能です。

半導体レーザーとは

半導体レーザーの種類は様々です。レーザーの光が出る半導体としては半導体レーザーが注目されています。ガリウム・アルミニウム・ヒ素の3つをを組み合わせ材料の比率や原子を変えて違った波長を出力します。

従来のレーザー発振機に比べ小型化されています。出力が小さいので、シミ・ソバカス・アザなどの治療や疼痛除去に用いられていましたが、高出力の半導体レーザーも開発され、最近では眼科で使用されるようになりました。

ヤグレーザーとは

イットリウム・アルミニウム・ガーネット・と呼ばれるざくろ石のような宝石を使ったレーザーです。媒質は固体で通常波長1.064μmで発振させて使用します。固体レーザーとしては効率が高く、連続発振も簡単にできるので、大出力が必要な組織の凝固などに使用されます。

また、水に吸収されにくいので深部までの治療に適しています。Qスイッチをつけたヤグレーザーの光を、「非線形光学結晶」と呼ばれる魔法の結晶に通すと近赤外の目に見えない光は緑の光に変わります。これを必要に応じて切り替えて出すことの出来る装置も開発され、止血などに威力を発揮しています。

炭酸ガスレーザーとは

炭酸ガスレーザーは発振効率の良いレーザーです。気体の炭酸ガスを媒質としたもので、多少波長に幅がありますが、多いのは10.6μmの遠赤外線です。

水によく吸収されるという性質があり、無差別に水分の多い組織を加熱し、炭化させたり蒸発させたりします。70%が水分の人体では、組織を蒸散させて深く切ることが可能で、レーザーメスとして使用されています。